コンソールを繋ごう(RockPro64編)

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5.7.4.コンソールを繋ごう(RockPro64編)
5.7.RockPro64 で遊ぼうのこーな

5.7.4.コンソールを繋ごう(RockPro64編)

(0) はじめに

多くのLinuxディストリビューション で遊ぶにはコンソール無しでもイケますが、 起動しないときに、何が問題なのか調べるためには、 シリアルコンソールが必要になります。本節ではその方法を説明します。

なお、このRockPro64はコンソール接続は条件が特殊で、うまくつながないと地雷がさく裂、bootしなくなるなどの問題を抱えています

これらをうまく回避し解説できるといいのですが


(1) 用意する持ち物

① USB-TTLシリアルコンバータ(3.3V) ( 筆者例:FTDI社製)

  一般のシリアルと違い組み込み系では電圧が3.3Vのものがよく使われます。 3.3V用のシリアル

  通信機材を用意してください。

  また、RockPro64は一般的なSBCより早い通信速度を要求しますので、1.5MBpsより早い通信

  速度対応のものを用意してください

② ブレッドボード・ジャンパーワイヤ(オスーメス) x3本


(2) 通信接続

RaspberryPi port pins
図7.RockPro64 接続ピンの並び(Ras-Pi互換)
RaspberryPi port pins
図8.筆者所有のUSB-TTLシリアルコンバータピン配置
  通信ケーブルは、Raspi互換ポートにつなぎ
  ます。 右図7はRaspiの記事から持って
  きたものですが、RockPro64も並びは同じ
  このうち、今回使うのは矢印で示している
  3本のピン(6番8番10番)です。
  通信条件は1500000bps、データ長8ビッ
  ト、ストップビット1、パリティ無、
  フロー制御無で、他の一般的なSBCより
  かなり早くなっています

  これを、シリアルコンバータとクロスに
  繋ぎます
  接続には、ブレッドボード・ジャンパー
  ワイヤ(オスーメス)を使います
  筆者所有の物は図8の配置になっており、

  GND → (#6ピン)GND
  RxD → (#8ピン)TxD
  TxD → (#10ピン)RxD

  と、クロスに繋げばOKです。

 ※ なお、TxD → (#10ピン)RxD の接続ですが
   完全にbootし切るまでは、外しておかないと
   bootに失敗するとの情報アリ。
   筆者の環境ではまだ遭遇していないのですが
   皆さんの環境では発生する可能性あり


5.7.5.SPI(USB/NVMe)ブートで遊ぼう(RockPro64編)
5.7.3.RockPro64 遊びに必要な持ち物

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