5.7.12.NetBSD 10.0で遊ぼう(RockPro64編)
(0) はじめに
2024年3月28日にNetBSDの新Ver 10.0がリリースされました。
これを記念し、NetBSD 10.0 (ARM版) をインストールします。 ちなみに元ネタはNetBSD 公式です。
(1) 用意するもの
母艦パソコンはNetBSDでなくても、通常のLinuxでも可 (筆者はVMware上Ubuntuで用意)
(2) 母艦の準備
母艦は、SDHCカードアダプタをもつLinuxマシンで以下解説します
筆者のSDHCカードアダプタは /dev/sdb で認識されます。以後説明で必要に応じ読み替え下さい
(3) 母艦での作業
① 中身が丸ごと消えてもいいカードを用意し、アダプタに接続
次の手順で、全パーティションが消されて一から作成されます。 mount されていたら umount ください。
② 適当な作業ディレクトリに移動し、上記イメージを格納したのち、以下のコマンドを実行してください
(イメージ取得)
$ wget https://nycdn.netbsd.org/pub/arm/NetBSD-10.0-release/NetBSD-10-aarch64--rockpro64.img.gz
(チェックサム確認)
$ sha256sum NetBSD-10-aarch64--rockpro64.img.gz
11c2af15d7e4841aed4bfe699eaa0aebb8ae75e9ee036c52fb0b2da3ce4d3bed NetBSD-10-aarch64--rockpro64.img.gz
(イメージ展開)
$ gunzip NetBSD-10-aarch64--rockpro64.img.gz
(SDへの書込)
$ sudo dd if=NetBSD-10-aarch64--rockpro64.img of=/dev/sdb bs=1M
$ sudo sync
※ rock64などほかの機種はファイルが異なるので注意
③ 次の章でSSHでログインするユーザー名を以下設定します
以下のようにして、SDカード先頭のMS-DOSパーティションをマウント
# mount -t msdos /dev/sdb1 /mnt
その中に「creds.txt」というファイルを作成し、以下の内容で書き込みます
useradd user password
ここで、「user」を皆さんのユーザー名に、「password」をパスワードに置き換えてください
(4) RockPro64 起動
上記で作成したカードをRockPro64にセットし、電源をつなげばRockPro64 が起動します。
初期起動時にルートの容量をSDカード最大まで広げるのにかなりの時間を要します。気長にお待ちください
ssh でログインできますので、DHCPから払い出されているIPアドレスを推定してsshしてください
sshはrootでは入れませんので、先ほどcreds.txtで指定したユーザー名で入ります
ichmy本家サイト
ガジェットで遊ぼうのこーなー
- ガジェットで遊ぼうのこーなー
- Linuxガジェットを比較するこーな
- フィジカルで遊ぼうのこーなー
- Espressobinで遊ぼうのこーな
- ODROIDで遊ぼうのこーな
- ODROID-M1で遊ぼうのこーな
- ODROID-N2で遊ぼうのこーな
- Raspberry Pi5で遊ぼうのこ-な
- Pine64 で遊ぼうのこーな
- Rock64pro で遊ぼうのこーな
- Quartz64 で遊ぼうのこーな
- BeagleBoneBlackで遊ぶこーな
- Radxa ROCK 5aで遊ぶこーな
- HummingBoard で遊ぶこーな
- OrangePi PC で遊ぼうのこーな
- TinkerBoard2Sで遊ぼうのこな
- Mac-miniで遊ぼうのこーな
- PandaBoard ESで遊ぼうのこな
- Beagleboard-xMで遊ぼうのこーな
- Wandboardで遊ぼうのこーな
- CubieBoard3で遊ぼうのこーな
- pcDuino8 Unoで遊ぼうのこな
- Trim-Sliceで遊ぼうのこーな
- GuruplugDisplayで遊ぼうのこーな
- PogoPlugで遊ぼうのこーな
- GuruplugStandardで遊ぼうのこな
- SheevaPlugで遊ぼうのこーな
-- 各ガジェット毎の紹介記事
-- ちょっと古め
-- 旧記事ですが参考まで