5.7.9.Fedora39 で遊ぼう (RockPro64編)
(0) はじめに
この章では、2023年11月7日にリリースされた Fedora39 を RockPro64 に入れて遊びます。 ちなみに元ネタはFedora 公式doc
(1) 母艦の準備
① Fedora が走っている環境を用意してください (筆者はVMware上 で用意)
② microSDHCカードアダプタを用意ください
筆者のものは /dev/sdb で認識されます。以後説明で必要に応じ読み替えてください
(2) 母艦での作業
① 中身が丸ごと消えてもいいmicroSDHCカードを用意し、アダプタに接続
次の手順で、すべてのパーティションが消されて一から作成されます。 最初から消しておくことを推奨
② インストーラ・スクリプトをインストールします
# sudo dnf -y install arm-image-installer
③ Fedora 公式サイト その他のアーキテクチャーのサイトから、イメージをダウンロードします。
以下の例ではFedora XFCEを使っています
④ 母艦 Fedoraを 起動し、適当な作業ディレクトリに移動し、以下のコマンドを
実行してください
(イメージ取得)
$ wget https://download.fedoraproject.org/pub/fedora-secondary/releases/39/Spins/aarch64/images/Fedora-Xfce-39-1.5.aarch64.raw.xz
(SDへの書込※筆者例)
$ sudo su
# arm-image-installer --image=Fedora-Xfce-39-1.5.aarch64.raw.xz --target=rockpro64-rk3399 --media=/dev/sdb --selinux=OFF --norootpass --resizefs --addconsole
# sync
※1: 各オプションの意味は
--image=Fedora-Xfce-39-1.5.aarch64.raw.xz :イメージファイル名を指定
--target=rockpro64-rk3399 :ボード機種名
--media=/dev/sdb : 書き込み先
--selinux=OFF : SElinux は面倒なのでオフにしました
--norootpass : ルートのパスワードは面倒なので消しました。インストール後設定してください
--resizefs : ルートの容量をSDカードいっぱいに広げます
(3) RockPro64 起動
① 出来上がった起動メディアを RockPro64 にセット
② RockPro64 にCRT、USBキーボード、USBマウスを接続、ハイビジョンテレビも 可(自動認識されます)
③ 電源をつなげば RockPro64 が起動します。
④ 起動するとGUIから、初期ユーザー名とパスワードを聞かれるので 入力してください
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