6.2.9.Ångstrom Linux で遊ぼう (Beagleboard編)
この節では、Beagleboard-xM に Ångstrom Linux をインストールして遊びます。
Ångströmは、組込機器向けのLinuxディストリビューションで 初期添付SDの中にも入っていますが、ここでは ちゃんとインストールしなおしてみます。
(1) microSDHCのフォーマット
まずは、前8章(2)と同様にmicroSDHCをフォーマットします。 rootfsのファイルシステムは必ずext3にすること。
(2) bootパーティションの中身書込
第1パーティションに添付SDの中に入っていた
「MLO」「u-boot.bin」「uImage」を必ずこの順番で
フォーマット直後にcpする。この3つ以外のファイルは不要なので
書き込まないでください
(3) rootfsパーティションの中身取得
rootfsパーティションの中身は
Ångström 公式サイト の online builder
から取得できます。
リンク先にてセレクトボックスを適切に選択するとrootfsがダウンロードできます
- 筆者の選択例
- ① マシンタイプ「beagleboard」
- ② イメージネーム「ichmy」(識別できれば何でもOK)
- ③ 詳細オプション設定するか?「simple」(面倒なので)
- ④ GUI環境入れるか?「X11」 (お好みでconsole onlyも可)
- ⑤ Xデスクトップ環境はどれにするか?「Xfce 4.6」(軽いほうがいいかと)
- ⑥ 下のほうにプラスボタンがあって各種パッケージを追加できますがお好みで
選択し終わったら一番下の「build me」ボタンをクリック。
ビルドには数分掛かります。何も動きが無く固まった
ように見えますが、再読み込みは禁物です。我慢して待ってください。
完成したらrootfsのイメージがダウンロードできるリンクが出現するので
ダウンロードしてください
(4) rootfsパーティションの中身書込
ダウンロードできたらmicroSDHCに書き込みます。Ubuntu環境を立ち上げ、 適当な作業ディレクトリに
先ほどダウンロードしたイメージを転送し、以下コマンドにて書き込みます
ichi@ubuntu-vm:~$ sudo mount /dev/sdb2 /mnt/sd
ichi@ubuntu-vm:~$ sudo tar xvpjf ichmy-image-beagleboard.tar.bz2 -C /mnt/sd
ichi@ubuntu-vm:~$ sync
ichi@ubuntu-vm:~$ sudo umount /mnt/sd
筆者の例ではmicroSDHCは /dev/sdb、マウント先は/mnt/sd、イメージ名はichmy、にしています。
適宜読み替えてください。
(5) beagleboard-xm 起動
- ① 先ほど作成したmicroSDHCカードをbeagleboard-xmにセット
- ② 母艦とシリアルケーブルをつなぎ、端末エミュレータソフトを起動
- ③ 電源をつなげばBeagleboard-xMが起動します。
初期ユーザー名は「 root 」初期パスワードは無しです。 起動後、パスワード変更ください
(6) beagleboard-xm での初期設定
① 内蔵イーサネットの設定
お好みで /etc/network/interfaces を修正し固定IPに設定してもOKです。
② パッケージのアップデート
# opkg update
# opkg upgrade
③ timezoneの設定
# opkg install tzdata
# cd /etc
# mv localtime localtime.bak
# ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo localtime
ichmy本家サイト
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