6.2.10.Fedora35 で遊ぼう (Beagleboard-xM編)
(0) はじめに
この章では、2021年11月8日にリリースされた Fedora35をインストールします。 ちなみに元ネタはFedora 公式wiki
(1) 母艦の準備
① Fedora が走っている環境を用意してください (筆者はVMware上で用意)
パッケージも最新のものにアップグレードしておいてください
② フルサイズSDHCカードアダプタを用意ください
筆者のものは /dev/sdb で認識されます。以後説明で必要に応じ読み替えてください
(2) 母艦での作業
① 中身が丸ごと消えてもいいフルサイズSDHCカードを用意し、アダプタに接続
次の手順で、すべてのパーティションが消されて一から作成されます。 最初から消しておくことを推奨
② Fedora 公式サイト ARM ベースのコンピューター向けの Fedora イメージのサイトから、
イメージをダウンロードします。以下の例ではARM デスクトップ向け Xfce Fedora Workstationを使っています
③ インストーラ・スクリプトをインストールします
# sudo dnf install arm-image-installer
④ 母艦 Fedora 起動し、適当な作業ディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行してください
(チェックサム確認)
$ sha256sum Fedora-Xfce-35-1.2.armhfp.raw.xz
b59727e3ba1e642cf9f26e2fb9d1ec2cb9d08c85c39858cf5d5865c22ad33653 Fedora-Xfce-35-1.2.armhfp.raw.xz
(SDへの書込※筆者例)
$ sudo su
# fedora-arm-image-installer --image=Fedora-Xfce-35-1.2.armhfp.raw.xz --target=omap3_beagle --media=/dev/sdb --selinux=OFF --norootpass --resizefs --addconsole
# sync
※1: 各オプションの意味は
--image=Fedora-Xfce-35-1.2.armhfp.raw.xz :イメージファイル名を指定
--target=omap3_beagle :ボード機種名
--media=/dev/sdb : 書き込み先
--selinux=OFF : SElinux は面倒なのでオフにしました
--norootpass : ルートのパスワードは面倒なので消しました。インストール後設定してください
--resizefs : ルートの容量をSDカードいっぱいに広げます
--addconsole : 起動失敗時にすぐわかるよう、シリアルへのコンソール出力を有効にしました
(3) Beagleboard-xM 起動
① 先ほど作成したSDHCカードを Beagleboard-xM にセット
② Beagleboard-xM にCRT、USBキーボード、USBマウスを接続、ハイビジョンテレビも可(自動認識されます)
③ 電源をつなげば Beagleboard-xM が起動します。
④ 起動すると、初期ユーザー名とパスワード、timezoneを聞かれるので入力
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