5.5.10.FreeBSD で遊ぼう(BBB編)
この節では、BeagleBone Black に FreeBSD をインストールして遊びます。
(0) はじめに
2017年7月26日にFreeBSDの新Ver 11.1-Releaseがリリースされました。
これを記念し、FreeBSD 11.1R (ARM版) をインストールします。 ちなみに、元ネタは、FreeBSD 公式Wikiです。
(1) 用意するもの
現時点でのFreeBSD(BBB版) では、残念ながらHDMIが不十分です。
前記5.6.3節で示した 通常物の他、 ネットワークケーブルを用意し、リモートログイン可能としてください
母艦パソコンはFreeBSDでなくても、通常のLinuxでも可 (筆者はVMware上Ubuntuで用意)
(2) 母艦の準備
母艦は、SDHCカードアダプタをもつLinuxマシンで以下解説します
筆者のSDHCカードアダプタは /dev/sdb で認識されます。以後説明で必要に応>じ読み替えてください
(3) 母艦での作業
① FreeBSD のBeagleBone Black用のイメージをダウンロードしてください
FreeBSD ミラーサイトから、イメージをダウンロードしてください
② 中身が丸ごと消えてもいいmicro SHDCカードを用意し、アダプタに接続
次の手順で、全パーティションが消されて一から作成されます。 mount されていたら umount ください。
③ 適当な作業ディレクトリに移動し、上記イメージを格納したのち、以下のコマンドを実行してください
(チェックサム確認)
$ sha256sum FreeBSD-11.1-RELEASE-arm-armv6-BEAGLEBONE.img.xz
66fb05143c93f6b4290c79aac41623a097140be6fd8e95639dfcecfc7486b2a6 FreeBSD-11.1-RELEASE-arm-armv6-BEAGLEBONE.img.xz
(イメージ展開)
$ unxz FreeBSD-11.1-RELEASE-arm-armv6-BEAGLEBONE.img.xz
(SDへの書込)
$ sudo dd if=FreeBSD-11.1-RELEASE-arm-armv6-BEAGLEBONE.img of=/dev/sdb bs=1M
$ sudo sync
(4) BeagleBone Black 起動
上記で作成したmicro SHDCカードをBeagleBone Blackにセットし、電源をつなげばBeagleBone Black が起動します。
※ このときSDカード起動を強制するため、SDカード挿入口裏にあるブートボタンを押しながら電源ON
起動したら、初期ユーザはfreebsd パスワードfreebsdです。起動したらすぐにパスワード設定してください
また、root のパスワードrootです。これもすぐにパスワード設定してください

上記スイッチが起動時にうまく押せていません。電源を入れる前から押し続け、画面にブートし始めたメッセージが出たら放してください
初期起動時にルートの容量をSDカード最大まで広げるのにかなりの時間を要します。気長にお待ちください
また、筆者の環境でHDMI出力画面の上下左右の一部が見えなくなるトラブル発生。
ssh でログインできますので、DHCPから払い出されているIPアドレスを推定してsshしてください
(5) 初期設定
PCの場合はインストール時に訊かれて初期設定するのですが、ARM版はそこまで整備されていませんので、ここで設定します。
① 初期ユーザー追加
# adduser で追加してください。聞かれる内容はPCと同じです
② TimeZone 設定
日本標準時(JST)を設定するには、以下設定し、その後、時刻を正しく設定してください
# cp /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
③ IPアドレスを固定するには、/etc/rc.conf に以下追記
# ifconfig_DEFAULT="DHCP" ←この行はコメントアウト
ifconfig_cpsw0="inet 192.168.2.2 ← 自局IP
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.2.255"
defaultrouter="192.168.24.1" ← ルーターのIP
/etc/resolv.conf も設定必要ですが、以前にDHCPで立ち上がったことがあれば設定が残っています
nameserver 192.168.24.1
④ pkg を初期化します
# pkg upgrade -f
⑤ boot時にボタンを押すのが面倒な方は、、emmcからのbootを封じます
# gpart unset -a active -i 1 mmcsd1
再度emmcからのbootを許すには
# gpart set -a active -i 1 mmcsd1
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