5.5.8.Fedora40 で遊ぼう (RasPi4編)
本バージョンのFedoraはRasPi5には対応していません。Raspi4~2で遊んでください
(0) はじめに
この章では、2024年4月23日にリリースされた Fedora40 を Raspberry Pi4 に入れて遊びます。
ちなみに元ネタはFedora 公式wiki
(1) 母艦の準備
① Fedora が走っている環境を用意してください (筆者はVMware上 で用意)
② microSDHCカードアダプタを用意ください
筆者のものは /dev/sdb で認識されます。以後説明で必要に応じ読み替えてください
(2) 母艦での作業
① 中身が丸ごと消えてもいいmicroSDHCカードを用意し、アダプタに接続
次の手順で、すべてのパーティションが消されて一から作成されます。 最初から消しておくことを推奨
② Fedora 公式サイト その他のアーキテクチャーのサイトから、イメージをダウンロードします。
以下の例ではWorkstattion版を使っています
③ インストーラ・スクリプトをインストールします
# sudo dnf install arm-image-installer
② 母艦 Linux 起動し、適当な作業ディレクトリに移動し、以下のコマンドを 実行してください
(イメージ取得)
$ wget https://download.fedoraproject.org/pub/fedora/linux/releases/40/Workstation/aarch64/images/Fedora-Workstation-40-1.14.aarch64.raw.xz
(チェックサム確認)
$ sha256sum Fedora-Workstation-40-1.14.aarch64.raw.xz
edaaf8e78db25c81c5600ef65b1ed2c85417ba7b51c3a5785d5acff6e8c90721 Fedora-Workstation-40-1.14.aarch64.raw.xz
(SDへの書込※筆者例)
$ sudo su
# fedora-arm-image-installer --image=Fedora-Workstation-40-1.14.aarch64.raw.xz --target=rpi4 --media=/dev/sdb --selinux=OFF --norootpass --resizefs
# sync
※1: 各オプションの意味は
--image=Fedora-Workstation-40-1.14.aarch64.raw.xz :イメージファイル名を指定
--target=rpi4 :ボード機種名、RasPI3 の方は rpi3 としてください
--media=/dev/sdb : 書き込み先
--selinux=OFF : SElinux は面倒なのでオフにしました
--norootpass : ルートのパスワードは面倒なので消しました。インストール後設定下さい
--resizefs : ルートの容量をSDカードいっぱいに広げます
(3) Raspberry Pi4 起動
① 出来上がった起動メディアを Raspberry Pi4 にセット
② Raspberry Pi4 にCRT、USBキーボード、USBマウスを接続、ハイビジョンテレビも 可(自動認識されます)
③ 電源をつなげば Raspberry Pi4 が起動します。
④ 起動するとGUIから、初期ユーザー名とパスワード、timezoneを聞かれるので 入力して下さい
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