5.7.6.Armbian Noble で遊ぼう (RockPro64編)
この節では、RockPro64 にUbuntu をインストールして遊びます。
(0) はじめに
2024年4月25日に“24.04LTS Ubuntu Noble Numbat”がリリースされました。
これを記念し、RockPro64 へのインストール記事を書こうと思います。 ちなみに元ねたはArmbian 公式です。
(1) 母艦の準備
① Ubuntu が走っている環境を用意してください
(筆者はVMware上で用意)
② microSDHCカードアダプタを用意ください
筆者のものは /dev/sdb で認識されます。以後説明で必要に応じ読み替えてください
(2) 母艦での作業
① 中身が丸ごと消えてもいいmicroSDHCカードを用意し、アダプタに接続
次の手順で、すべてのパーティションが消されて一から作成されます。最初から消しておくことを推奨
② 母艦Ubuntu起動し、適当な作業ディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行してください
(プレビルドされたイメージ取得)
$ wget https://mirror.twds.com.tw/armbian-dl/rockpro64/archive/Armbian_24.5.1_Rockpro64_noble_current_6.6.31_xfce_desktop.img.xz
(チェックサム確認)
$ sha256sum Armbian_24.5.1_Rockpro64_noble_current_6.6.31_xfce_desktop.img.xz
00bd978934ef5f0b4073f605c8180872f30f5fcadeb9c5b4186e2b1ad502e526 Armbian_24.5.1_Rockpro64_noble_current_6.6.31_xfce_desktop.img.xz
(イメージ展開)
$ unxz Armbian_24.5.1_Rockpro64_noble_current_6.6.31_xfce_desktop.img.xz
(SDへの書込)
$ sudo dd bs=1M if=Armbian_24.5.1_Rockpro64_noble_current_6.6.31_xfce_desktop.img of=/dev/sdb
(3) RockPro64 起動
① 先ほど作成したmicroSDHCカードを RockPro64 にセット
② RockPro64 にCRT、USBキーボードを接続
③ 電源用USBケーブルをつなげば RockPro64 が起動します。
④ 初期ユーザ「root」、初期パスワード「1234」です
初期起動時に、強制的にパスワードを変更させられます。事前に考えておいてください
また、その時に一般ユーザーも強制的に作成させられます。 ユーザー名とパスワードも
事前に考えておいてください
(4) 日本語化
① RockPro64 用Armbianは優秀で、最初の起動時にココが日本であることを 自動判定し
ローケール等を日本に勝手に設定してくれます
② ただし、詰めが甘く、日本語フォントが不足し表示が文字化けします。とりあえず以下で改善
$ sudo apt install language-pack-ja
$ sudo apt install fonts-takao fonts-vlgothic
$ sudo apt install ibus ibus-kkc ibus-mozc
③ その他、初期設定は以下ツールを起動
$ sudo armbian-config
この初期設定ツールの使い方については公式サイトを参照
(5) SSD以外からのブート
Armbian においてはSPI(USB/NVMe)ブートで遊ぼう(RockPro64編)の手順で、USB、NVMeからのブートに成功
特段の設定の必要はありませんでした
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