5.5.5.Raspberry Pi OS で遊ぼう (テスト起動も兼ねて)
この節では、Raspberry Pi4(8G) に Raspberry Pi OS をインストールして遊びます。
(0) はじめに
Raspberry Pi4(8G) にはテスト起動用SDがありませんので、まずはこのRaspberry Pi OSを
インストールして動作確認してください
ちなみに元ねたは公式wikiです

当たるブートローダーも重要になります。
このブートローダーを、もっとも簡単確実に更新する方法が、このRaspberry Pi OSをインス
トールし、起動することになります。詳細は(4)節にて
(1) Raspberry Pi OS とは?
RasPi用に特化された野良Debian です。かつてはRaspbianと呼ばれていました
オリジナルのDebian でもARMv7 の各マシン用には浮動小数点演算装置を活用したバージョンを公開していますが、RasPi初代はARMv6のため未対応。
そこでRasPi財団が自分で対応版Debian を作っちゃったのがRaspbian(当時名称) です。
(ただ、上記理由なら、ARMv7以降のRas-Pi4/3B+/3/2では要らないような気がしますが......)
(2) 母艦の準備
SDHCカードアダプタをもつLinuxマシンを用意してください。 筆者はVMWare 上で Ubuntu を用意
筆者のSDHCカードアダプタは /dev/sdb で認識されます。以後説明で必要に応じ読み替えてください
(3) 母艦での作業
① 中身が丸ごと消えてもいいSDHCカードを用意し、アダプタに接続
次の手順で、全パーティションが消されて一から作成されます。 mount されていたら umount ください。
② 適当な作業ディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行してください
今回は64bit版を入れます
(プレビルドされたイメージ取得)
$ wget https://downloads.raspberrypi.org/raspios_arm64/images/raspios_arm64-2023-10-10/2023-10-10-raspios-bookworm-arm64.img.xz
(チェックサム確認)
$ sha1sum 2023-10-10-raspios-bookworm-arm64.img.xz
c6675564b2e4a8929856c8fe4959c03f89142122 2023-10-10-raspios-bookworm-arm64.img.xz
(SDへの書込)
$ unxz 2023-10-10-raspios-bookworm-arm64.img.xz
$ sudo dd bs=1M if=2023-10-10-raspios-bookworm-arm64.img of=/dev/sdb
$ sync
(3) Raspberry Pi4(8G) 起動
① 先ほど作成したSDHCカードを Raspberry Pi4(8G) にセット
② Raspberry Pi4(8G) にCRT、USBキーボード、USBマウスを接続、ハイビジョンテレビも可
③ 電源用USBケーブルをつなげば Raspberry Pi4(8G) が起動します。
④ ルートパーティションの拡張は、初回起動時に自動で行われます
⑤ 初回からGUI起動します
⑥ まず、住んでる国と言語を聞かれます。
Country の欄にJapanと答えると、
言語がJapanese、TimezoneがJST(UST+09)、
キーボードがJP106に設定されます
⑦ ここで初期ユーザを作成します。ユーザ名とパスワードをあらかじめ考えておいてください
⑧ 表示される画面の周辺に黒枠が表示されるかを聞かれます。表示されていなければ[Next]
⑨ 無線LANの設定を聞かれます。今回は説明省略、[Skip]を押す
⑩ つづいて、システムのアップデートをするかと聞かれるので「Yes」と答える
これにはかなりの時間がかかりますが、我慢して待ってください
次節(4)で後述しますが、この時にブートローダも更新されます
(4) ブートローダーの更新について
① 現状の確認
現状でのブートローダのバージョンを確認するには、Raspberry Pi4(8G)に電源と
HDMIとのみ
繋ぎ、SDカードも外して起動します
この時画面の2行目bootloaderの右に日付が表示されます
執筆時点での筆者の機体は「Mar 18 2021」と表示されます。これがバージョンです
② 更新の方法
ブートローダの更新は、以下に示す、通常のソフト更新時にブートローダも併せて更新されます
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo apt-get dist-upgrade
また、上記(3)節でも示しましたが、Raspberry Pi OSの初期起動時にも、自動更新されます
(5) 最低限の初期設定
まずは、コンフィグユーティリティを起動
$ sudo raspi-config
SSH を有効にするには、[Interface Options]→[SSH]を選んでください
<はい>を選んで、有効化してください
他の設定項目もお好みで変更してください
(6) USBブートするには
まずは、上記の様にraspi-cnofigを起動
[Advanced Options]→[Boot Order]i→[SDcard]と選んでください
これでSdcardが刺してあればSdcardから、無ければUSBからブートします
お好みで [Advanced Options]→[Boot Order]→[USB]とするとUSB優先になります
USBストレージに対して、上記(3)と同様にイメージを焼きこめば、同様にブートできます
SDカードを抜き忘れるとSDカードからブートするので注意
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