6.3.7.Arch Linux で遊ぼう(Wandboard編)
この節では、Wandboard に Arch Linux をインストールして遊びます。
(0) はじめに
Arch Linuxはシンプルな基本構成とと強力なパッケージ管理システムが評価されて いるディストリビューションで、各種ARMガジェットに対応しています。 ためしにインストールしてみます。ちなみに元ネタは公式サイト
(1) 母艦の準備
SDHCカードアダプタをもつLinuxマシンを用意してください。 筆者はVMWare 上で Ubuntu を用意
筆者のSDHCカードアダプタは /dev/sdb で認識されます。以後説明で必要に応じ読み替えてください
(2) 母艦での作業
① 中身が丸ごと消えてもいいSDHCカードを用意し、アダプタに接続
次の手順で、全パーティションが消されて一から作成されます。mount されていたら umount ください。
② SDHCカードの先頭部分をゼロで上書きし、パーティションを初期化します
# dd if=/dev/zero of=/dev/sdb bs=1M count=8
③ 次の手順でSDHCカードをすべて1パーティションにします
# fdisk /dev/sdb
(a) 「o」とタイプし、すべてのパーティションをクリアします
(b) 「p」とタイプし、パーティションが無いことを確認します
(c) 「n」とタイプし(パーティション作成)、
「p」とタイプし(プライマリーパーティションの作成)
「1」とタイプし(パーティションナンバー1の作成)
リターン2回押し(標準のパーティションサイズ、カード全域を使用)
(d) 「w」とタイプしパーティション書き込みしてください
④ ext4でフォーマットして、マウントします
# mkfs.ext4 /dev/sdb1
# mkdir root
# mount /dev/sdb1 root
⑤ ファイルを展開します(rootでやってください。sudo不可)
# wget http://archlinuxarm.org/os/ArchLinuxARM-odroid-c2-latest.tar.gz
# bsdtar -xpf ArchLinuxARM-odroid-c2-latest.tar.gz -C root
⑥ ブートローダを書き込みます
# cd root/boot
# ./sd_fusing.sh /dev/sdb
# cd ../..
⑦ (optional) CRT解像度を設定します
root/boot/boot.ini を編集して必要な解像度になる行のコメントを外してください
⑧ マウントを外してSDHCカードを抜きます
# umount root
(3) Wandboard 起動
① 先ほど作成したSDHCカードを Wandboard にセット
② Wandboard にCRT、USBキーボード、USBマウスを接続、ハイビジョンテレビも可
③ 電源用をつなげば Wandboard が起動します。
(4) Wandboard 初期設定
① 初期ユーザー:alarm 、初期パスワード: alarm、 初期rootパスワード: root です。なるべく早く変更してください
② まずは、パッケージを更新します。
# pacman -Syu
# reboot
ichmy本家サイト
ガジェットで遊ぼうのこーなー
- ガジェットで遊ぼうのこーなー
- Linuxガジェットを比較するこーな
- フィジカルで遊ぼうのこーなー
- Espressobinで遊ぼうのこーな
- ODROIDで遊ぼうのこーな
- ODROID-M1で遊ぼうのこーな
- ODROID-N2で遊ぼうのこーな
- Raspberry Pi5で遊ぼうのこ-な
- Pine64 で遊ぼうのこーな
- Rock64pro で遊ぼうのこーな
- Quartz64 で遊ぼうのこーな
- BeagleBoneBlackで遊ぶこーな
- Radxa ROCK 5aで遊ぶこーな
- HummingBoard で遊ぶこーな
- OrangePi PC で遊ぼうのこーな
- TinkerBoard2Sで遊ぼうのこな
- Mac-miniで遊ぼうのこーな
- PandaBoard ESで遊ぼうのこな
- Beagleboard-xMで遊ぼうのこーな
- Wandboardで遊ぼうのこーな
- CubieBoard3で遊ぼうのこーな
- pcDuino8 Unoで遊ぼうのこな
- Trim-Sliceで遊ぼうのこーな
- GuruplugDisplayで遊ぼうのこーな
- PogoPlugで遊ぼうのこーな
- GuruplugStandardで遊ぼうのこな
- SheevaPlugで遊ぼうのこーな
-- 各ガジェット毎の紹介記事
-- ちょっと古め
-- 旧記事ですが参考まで